SWiSH Tips 16 

3Dスピンー2 平面画像のエフェクト(2)

 3Dスピンの数値設定で、3Dスピンタブにある角度設定は紙面上に縦方向(垂直)軸あるいは横方向(平面)軸があるのに対し、カメラタブにある初期回転角、最終回転角はカメラの位置から見た回転すなわち紙面から離れた位置から見た回転を定義している。

 したがって、カメラ位置を設定せずに(x,y,z全て0)、回転角を設定すると紙面の上を画像が回ることになる(平面回転)
 次の例の回転角の設定は以下のとおりである。(画像の左右反転を防ぐため、カメラ位置 z=1 を設定)
 CR-1: 0 → 360、 CR-2: 180 → 540、 CR-3: 0 → -360

     

1.垂直回転、水平回転、斜め回転(カメラ位置のみの設定)

 3Dスピンタブの回転を使わなくても、カメラ位置の設定で、あたかも紙面上に回転軸があるような回転を作ることができる。
 ちなみに、カメラ位置とは、紙面上の水平方向にx軸(左が正)、縦方向にy軸(下が正)、紙面垂直方向にz軸(手前が正)があるときの座標をいい、そこにカメラがあるとする。 そこから紙面上のオブジェクトを眺めたときにどのように見えるかを表す。 なお、カメラのターゲットとは焦点位置を言い、x=0、y=0、z=0であれば、カメラ位置から原点にあるオブジェクトを見ることになる。

 @2枚の画像を同じ位置に配置する(ここでは、man、lady) −画像の表裏をはっきりさせるため2枚使う
 A効果の追加で、Frameレイト10、それぞれの画像に30Frameの3Dスピンをずらして設定する
    man:Frame0-29、lady:Frame30-59(0:削除)
 B3Dスピンのタブについては、いずれも変化なしに設定する(何も設定しない)。
 Cカメラ位置の設定は以下のとおり ー 以下カメラ位置を ( x , y , z )で表す
   垂直回転:初期(-250,0,0) 中間(0,0,250) 最終(250,0,0)
   水平回転:初期(0,-250,0) 中間(0,0,250) 最終(0,250,0)
   斜め回転:初期(-250,-250,0) 中間(0,0,250) 最終(250,250,0)
 座標数値はどれだけ離れて見るかを示す数値で、ある程度大きくなれば見た目は変わらなくなる。
 この例では、ターゲット座標は全て0である。

     

2.カメラ位置(垂直回転)+カメラ回転角

 @1.で作成した回転画像それぞれに、カメラ回転角の設定を追加する(単なる平面回転)
     初期回転角 0、最終回転角360を設定

     

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